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日曜メッセージ ―隣人愛―

掲載日:2020.04.26

日曜メッセージ ―隣人愛―

今週の日曜メッセージをお届けします

―隣人愛―

『隣人を自分のように愛しなさい』 (マタイによる福音書22章39節)

新型コロナウイルスのニュースを聞かない日はない毎日。感染者数は、4月18日に全国で1万人を超えました。そんな中、感染した方やそのご家族、治療にあたった医療機関関係者等に対する、誹謗中傷や差別が広がっていると報道されています。誰が感染してもおかしくない状況で、力を合わせて乗り越えていくべき時に、とんでもなく大きな間違いが起きているのです。

聖書でイエスは、『隣人を自分のように愛しなさい』と言っています。この「隣人」とは誰のことでしょうか。家族でしょうか。友達でしょうか。それとも文字通り隣に住んでいる人でしょうか。イエスは聖書の中で、たとえを用いてこの「隣人」とは誰かを説明しています。

イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下っていく途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」   (ルカによる福音書10章30~37節)

当時、ユダヤ人はサマリア人を「混血者」として忌み嫌い、軽蔑していたことが背景にありました。このたとえは、人を軽蔑し、自分こそがと思う間違いを率直に指摘しています。そして見ず知らずの人でも、もっと言うなら敵対する人であっても、その人が困っていたら、このサマリア人と同じように、自ら進んで隣人となって助けてあげなさい、とイエスは教えているのです。

新型コロナウイルス感染症に関連した不当な差別、偏見、いじめ等があってはなりません。この困難な状況を、「隣人を愛する」行動で共に乗り越えましょう。

(聖書科教諭 新井 昭雄)

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