【日曜メッセージ】「すべての人に神の計画がある」
掲載日:2021.03.08
「 神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。 」
(新約聖書 ローマの信徒への手紙 8章28節)
『神様のご計画だったんだ!』高校受験での挫折と合格を経験した私は、そう思いました。皆さんの人生にもきっと、神様のご計画が用意されています。
私は小学校2年生の時に母と兄と一緒に教会に行くようになりました。私の両親はクリスチャンであり、私で6代目だそうです。最初はただ何となく教会に行き、説教を聞いても内容を理解することはできていませんでした。そんな私が、中学3年生の時に挫折を経験したのです。高校受験です。第一志望校の推薦入試に落ちてとんでもなく落ち込みました。当時一番の挫折だと思います。私は自信を無くし、受験校を第二志望校に切り替えることにしていました。
しかし、学校の廊下で部活の副顧問と会った時、「第一志望を受けなさい」と喝を受けました。家に帰るとすぐに母に伝え、急いで出願の準備を翌日の昼までに済ませました。第一志望校は中学校の隣で、母の職場も近くであり、昼休みに中抜けして出願することができました。
結果は合格でした。母から「合格できたのは、副顧問に偶然会えたこと、中学、高校、職場が近かったこと。これらが揃ったのは神様の導きなのではないか。」と言われました。どれかが欠けていたら受験することもできなかったと感じ、母のこの言葉が胸に響きました。『神様が計画の中にこれら一つ一つを用意してくださったのだ』と確信しました。
失敗して弱っていた自分のような者も、神様・イエス様は見守り愛してくださる。今までの聖書の御言葉が実体験となって導かれたのかもしれません。これを受けて高1のクリスマスに神様の御言葉にもっと耳を傾けて神様に応えたいと思い、洗礼を受けました。
高校卒業後は酪農学園大学に進学、地元を離れて新たな環境で生活をすることになりした。第一志望校に合格していなければ、今この場所にはいません。この場所に立てているは神様が道を照らすための光を与えてくださったからと信じています。
神様は私たちの目標や目的地を案内してくださいます。どんなに道を外れても神様が、いろいろな方法で道を修正し目的地を示してくださいます。皆さんの人生にも神様のご計画が用意されています。
(農業科教諭 中田 光也)