【日曜メッセージ】「不思議な力」

「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」

(新約聖書・コリントの信徒への手紙Ⅰ  12章26節)

私は教科で音楽を担当しています。多くの中学校では合唱コンクールや発表会があったと思います。パートごとの練習を重ね、合唱へとつなげていく。その時、歌声のハーモニーにのせて、クラスの皆の思いが一つになった経験をしたのではないでしょうか。きっとそこには「見えない力」が働いていたに違いありません。

さて、「見えない力」とは別に「見える力」の話。私は生徒会の顧問でもあります。今年度も生徒会企画として「クラスTシャツ」を作成し、さらにTOWANOMORIタオルも作成しました。協力してくれた皆さんに感謝します。私は、この「クラスTシャツ」に特別な思い入れがあります。クラスの団結が見られるだけでなく、学校が一致団結していることがよく表れるものだからです。その感動を最初に味わったのは、コースTシャツを着て全員が礼拝堂に入堂した2016年度でした。礼拝堂に集う生徒全員がコースTシャツを着ていた時に、いつもは話さないであろう人と声を掛け合い喜ぶ姿を目にしたのでした。皆さんの様子を目の当たりにしながら「これはクラスや学年を越えて相手と通じ合うものなんだ」と、思いました。タオル作成のきっかけは、この感動をさらに増し加えるものと期待して生徒会として作ってみました。今、Tシャツは、各クラスで作ることになっており、今年度も、この企画に各クラスのTシャツ担当者の生徒たちが熱心に取り組んでくれました。デザイン一つ一つが、クラスを表す一枚に仕上がっています。この一枚は、クラスメイトが思いを込めて作った一枚なのです。ぜひ大切にして、着るときはクラスの愛情を感じてもらえると嬉しいです。

このTシャツとタオルの完成は、皆さんの協力がなければ成し遂げられないことでした。何か一つのことでも投げやりなことがあると、良い物にならない。皆さんが丁寧に取り組んでくれたおかげです。このことはTシャツとタオルが教えてくれている大事なことだと私は思っています。Tシャツとタオルをまた着てくれる時、使う時、皆さん一人一人の観点で何か想ってほしいと思います。私も感じた「不思議な力」を纏い、聖書の言う「全ての部分が共に喜ぶ」ことにつながる愛情たっぷりの一枚を、いつまでも着られる限り、大切にしてもらえると嬉しいです。

(教諭 加藤 啓)

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