【日曜メッセージ】「 イエス様の生き方に倣(なら)う 」(平和礼拝Ⅱ)

「 わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。 」

(新約聖書・ヨハネによる福音書 8章11節)

 現在、私は、札幌YWCAの職員をしています。札幌YWCAは、「地域の人々と共に人権、平和、環境の課題に取り組む」活動をしています。誰もが、安心、安全に暮らし、心も身体も健康であることが大切だと考えています。そのために何ができるか、話し合い、一緒に歩むことに努めています。平和憲法を学んだり、被爆体験をお聞きしたり、爆心地や広島平和記念資料館を訪ねたり、札幌の小中高生と市内の戦跡をめぐる活動などを行っています。また、胆振東部地震で被災された方々の体と心の回復を支える活動として、心に不安やストレスを抱えたこどもたちと遊んだり、教会と協力してクリスマス会を開いたり、被災地である札幌市清田区の町内会館で「お餅つき大会」を行ったり、高齢者の方々との交流やイベントも実施しています。

さて、聖書では、「平和」はどのように書かれているのでしょうか。ヨハネによる福音書には、「神は、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。」とあります。神様は、何度も同じ過ちを繰り返す私たちを見て、私たちの世界にイエス様を送られ、そして、イエス様は、私たちに大切なことをたくさん教えてくださいました。中でも大事な1つ目は、神の国と神の義を求めること。2つ目は、隣人を愛することです。

今日の聖書箇所でイエス様は、人を裁き罪に定めるのではなく、罪を赦し、その痛みを自分のこととして引き受けてくださったのでした。また、イエス様は、神と人、人と人との関係性の中におられます。私たちの「罪」を背負って十字架にかかり復活されたイエス様は、私と神様の間にいてくださり、私と誰かの間におられるイエス様は「隣人を愛し、自分を愛するように人を愛しなさい。」と言われます。

今、あなたの隣人は誰ですか。困っている人、手助けを必要としている人が、あなたには見えていますか。自分と違う相手を理解し、共感し、時には寄り添うことから、人と人の関係が生まれ、イエス様が教えてくださった「隣人を愛する」関係が「平和」を作りだすのではないでしょうか。神様は、一方的にイエス様をこの世に送って、私たちに愛を示してくださいました。そのイエス様が教えてくださったように、人の罪を裁くのではなく、赦し、一緒に歩くことが、私たちの身近にできる「平和」を作り出すことであると思います。

イエス様を知っている私たちは、イエス様の生き方に倣って、身近なところから一歩ずつ、平和を作り出すものとして、共に歩んでいきたいと願っています。

(札幌YWCA総幹事 成田 康子)

PAGE TOP