【日曜メッセージ】 ― どんなことにも感謝 ―

今週の日曜メッセージをお届けします。

「どんなことにも感謝」

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」

テサロニケの信徒への手紙 5章16節~18節

 

ちょっぴりくたびれていませんか?今、多くの人が、我慢する生活を余儀なくされてきた結果、ストレスを感じて、疲れてしまっていることと思います。たくさんの不確実な情報にさらされていることが、ストレスに拍車をかけているのかもしれません。新型コロナウイルスへの恐怖や誹謗中傷など、ストレスの原因そのものを今すぐに無くすのは難しいです。でも、捉え方を変えることはできます。

第16代ローマ皇帝であるマルクス・アウレリウスは『自省録』という著書の中で、「君がなにか外的な理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。ところがその判断は君の考え一つでたちまち抹殺してしまうことができる。」と言っています。

自分の思考のクセに気づき、自分自身の受け止め方を変えることで、ストレスを少なくすることはできます。聖書には、そのヒントが書いてあります。それが、今日の御言葉です。

キリスト教において、「喜び」と「祈り」と「感謝」は重要です。その中でも忘れてはいけないのが「どんなことにも感謝する」ことです。イヤなことは記憶に残りやすいものですが、良いことを思い出すようにしてみましょう。何でも「良いこと」として思い出してみましょう。それが、「どんなことにも感謝する」ことに繋がるからです。

まず、一般的に当然と考えられていることについて感謝します。なぜなら、当然のことなど、ないからです。健康、友達と会えること、みんなと勉強や部活ができることなど、すべてが当然ではなく、感謝するべきことだというのを、今まさに実感しているのではないでしょうか。

さらに、「どんなことにも」とあるのですから、人間的には絶対に感謝できないことについても感謝してみましょう。艱難や苦しみそのものは、感謝できません。でも、それを乗り越えた先にあるものが、かけがえのないものであり、それを得られる経験だとするなら、感謝に変わります。

世の中には、不安になる要素がいくらでもあります。だからこそ、感謝できる人が幸せな人なのです。また強い人なのかもしれません。皆さんも「どんなことにも感謝」してみませんか?

教諭 西川 謙

5月上旬に咲いた被爆桜(5/8撮影)

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